年 |
時代 |
主な出来事 |
紀元前300年 | 縄文 |
・縄文時代の陶磁器は、縄や厚板を使って作られ、家の外で焚き火で焼かれていた。陶磁器には、印のようなものが描かれていた。 ・狩りなどをして暮らしていたと言われている。 |
紀元前300年~西暦300年. | 弥生 |
・鉄と青銅の伝来 ・弥生土器の発達 ・薄い形を作るために適した、堆積してできた土が使われるようになる。その技法は、中国または韓国から伝わったとされている。 ・稲作もこの頃から始まったと言われている。 ・中国では、三国時代が終わる。 |
西暦300年~710年 | 古墳・大和 |
・窖窯(傾斜したトンネル型の釜)が韓国から伝わる。 ・ろくろの伝来 ・韓国の陶器・須恵器、唐三彩(緑・茶色・白)が伝わる。 ・仏教の伝来 |
西暦710年~794年 | 奈良・天平 |
・奈良三彩(三色釉薬)伝わる。 ・色付きを良くする為に、陶磁器に釉薬をかけるスタイルが始まる。 ・仏教の全盛期 |
西暦794年~1192年 | 平安 |
・創造性に富んだ時代 ・常滑焼の伝来(9世紀)。 ・中国・北宋王朝(960年~1270年)時代の青磁と緑釉が日本へと広がる。 ・備前焼、漆器が伝わる。 ・韓国の高麗茶碗の技法(象嵌)が伝わる。 ・三色釉薬よりも緑釉と灰釉が人気となる。 ・猿投焼(緑釉)が普及する。 |
西暦1192年~1333年 | 鎌倉 |
・信楽焼、瀬戸焼が伝来する。 ・備前焼がさらに発達する。 ・仏教の新しい宗派、また日蓮の禅とハス経典が伝わる。 ・中国で元朝が始まる。 ・イギリスではマグナカルタが制定。 |
西暦1333年~1573年 中世時代 |
室町 North/South Courts Warring States 戦国時代 |
・瀬戸焼は、14世紀始めの黄金期に一気に広がったとされる。 ・備前焼は、室町時代終わり頃の黄金期に一気に広まった。 ・三島焼は、日本の記録として一番最初に書かれている陶磁器 ・備前焼や丹波焼、信楽焼、また越前焼の抹茶茶碗に対する評価に加えて、日本のお茶会が、禅を含め日本の文化の主要なルートとなる。 ・コロンブスがアメリカ合衆国を発見する。 |
西暦1573年~1603年 | 安土桃山終わり頃 |
・備前焼の最盛期が続く。 ・萩焼が伝わる。 ・茶道具が広がっていく。 ・伊賀焼や唐津焼、高取焼、阿賀野焼、また薩摩焼が伝来 ・美濃焼が始まる(志野焼、織部焼、黄瀬戸焼、瀬戸黒焼)。 |
西暦1603年~1867年 (1688年~1703年) |
江戸 (元禄終わり頃) |
・伊万里焼、黒谷焼、鍋島焼、九谷焼、染付焼などの磁器が伝わる。 ・野々村仁清と尾形乾山らによって京焼が広まる。 ・登り窯と磁器窯の大部分を窖窯と取り替えた。 ・美濃焼と備前焼に変化が見られる。 |
西暦1868年~1912年 | 明治 | 日本の産業が変化していく。 |
西暦1912年~1926年 | 大正 |
・第一次世界大戦勃発 ・大正を代表する陶芸家:楠部弥一(1897~1984)、河合寛次郎(1890~1966)、濱田庄司(1894~1978) |
西暦1926年~1988年 | 昭和 |
・第二次世界大戦勃発 ・1926年、民芸(folk craft)に変化が現れる。 ・1984年、八木一夫(1918~1979)と鈴木治(1926~)に影響を受け、まるで彫刻のような陶器を中心に作り出す前衛陶芸団体「走泥社」が結成される。 ・窖窯が復興され、1960年頃から始まる。 ・昭和を代表する陶芸家:板谷波山(1872~1963)、富本憲吉(1886~1963)、金重陶陽(1896~1967)、荒川豊蔵(1898~1985) |
西暦1989年~現代 | 平成 | 現在に至る |
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